使い方
箱ひげ図は、数値標本の中心と散らばりを要約する図です。授業の問題、測定値の確認、五数要約の報告に使用できます。重複も含めて観測値をすべて入力してください。対象は一つの標本です。複数群の比較や母集団分布の推定は行いません。
- 例の数値を自分のデータに置き換えます。小数にはピリオドを使用してください。
- 「計算する」またはEnterキーで実行し、結果・グラフ・詳細表を一緒に確認します。
- 「結果をコピー」は計算ボタンで確定した数値をコピーします。編集すると前の結果とコピー状態は消え、図は現在の有効な入力を表示します。「クリア」は入力・結果・図を空にし、例には戻しません。
計算方法
データを並べ替え、上下半分それぞれの中央値を使います。標本数が奇数の場合、全体の中央値を上下の半分から除きます。下半分の中央値がQ1、上半分の中央値がQ3です。1個だけの場合は全四分位数をその値とします。補間法や中央値を含める方法とは結果が異なる場合があります。
IQR = Q3 − Q1。判定境界は Q1 − 1.5 × IQR と Q3 + 1.5 × IQR です。境界を厳密に超える値だけを外れ値とし、境界上の値は含めます。ひげは境界内の実際の観測値まで伸びます。データの最小値と最大値には外れ値も含まれます。
計算例
偶数の例:1, 2, 3, 4 では Q1 = 1.5、中央値 2.5、Q3 = 3.5、IQR = 2。境界は −1.5 と 6.5 で、ひげは1と4です。
奇数の例:1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 30 では中央値5、Q1 = 2.5、Q3 = 7.5。境界は−5と15。上側のひげは8ですが、最大値30は外れ値です。
用途と制限
1~200個の数値を空白・カンマ・セミコロンで区切ります。小数点はピリオド、桁区切りは使いません。1,5は二つの値で、小数は1.5です。有効数字15桁まで、0または絶対値10⁻⁹~10⁹に対応します。文字ラベルや欠損記号は黙って除去せずエラーにします。
箱ひげ図では細かな集中や重複が隠れます。外れ値の印は元データを確認するきっかけであり、削除の根拠ではありません。小標本から母集団について強く結論づけないでください。表示は丸めますが、入力値の区別は内部に保持します。
よくある質問
別のツールと四分位数が違うのはなぜですか?
中央値を上下の半分に含める方法や、補間した百分位数を使う方法があります。結果と一緒に算定方法を記録してください。
ひげは最小値・最大値ですか?
その値が判定境界内にあるときだけです。このツールでは両者を分けて表示します。
全値が同じ場合はどうなりますか?
IQRは0、箱は一本の線になり、外れ値はありません。観測値が1個の場合も同じ規約です。
図を保存できますか?
コピーは要約と対応する数値のテキストです。画像出力や永続保存はありません。元データと四分位数の方法を手元に残してください。